TERUFUMIZM

はじめに感じたままで、そのままでいいさ♪(^-^)

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そうそう、涙が止まらなくてね、笑っちゃうよね。

先日のこと、昼食を済ませて店の外に出るとこっちに向かって子供が走ってきたんです。
確か僕に子供はいないはず、どうやら足下に転がってきたこのチョロQがお目当てのようだ。
僕がそれを拾ってやると「ありがとう」と言って親のもとへと戻って行った。

それを目で追っていた僕に『どうも』と頭を小さく下げたあと、一瞬『え?』と目を丸めたのは僕がそれ以上に驚いた顔をしていたからだろう。
26年振りに見た“あの笑顔”のタケシ君は、僕のことなどすっかり忘れてた。

『幸せな家族』と題名が付いた一枚の絵を見ているような気がして僕は声をかけるどころか、この場所から早く逃げ出したかった。


僕が幼い頃、父親はほとんど家を空かしていた。
父親が久しぶりに帰ってくる日、母親から「笑顔で、お帰りなさいと言うように」と教えられた。
車のエンジン音が薄い窓に響いて、玄関へと母親が向かう。
僕が笑顔で「お帰りなさい」と声をかけると同時に、呼吸が出来ないくらい蹴り上げられた。

僕が唯一好きな場所は学校だった。
“好きな場所”といっても日のあたる窓辺の席で浅い眠りにつける“安心できる場所”だった。
そんな僕にも少しだけ話をする子がいた。
そのタケシ君も僕と同じで一人でいることが多かった。

ある日、「クラスの中で誰が好き?」と聞かれて「好きな子はいない」と答えた。
「え?僕のことも?」とタケシ君は笑っておどけている。
そんな彼が僕より幼いのか、それとも僕がませていたのか妙に照れた。

きっと彼は『幸せな家族』の中で育ったのだろう、一言一言が素直でまっすぐだった。
「僕は輝くんが好きだよ」そう言われて答えに困っている僕は下を向いて黙っていた。
「ねえ輝くん、いつか大人になったら結婚しようね、絶対ね!」
僕はタケシ君の幼すぎる笑顔に呆れながらも、今までに味わったことのない“求められる”喜びを知った。

「男子なのに手をつなぐなんて変態じゃないの?」
そんなことを言う声も僕達は気にしなかった、逆にタケシ君はそれを喜んでいた。

いつの頃からか僕の全てがタケシ君になっていた『この命をかけても惜しくない!』それくらいの勢いだった。

冬の帰り道、お菓子屋でバレンタインのチョコレートを見つけて『タケシ君にあげよう』なんて思いついた、だけど恥ずかしいから普通の板チョコを手に取ってレジに置いたらバレンタイン用の赤い包装紙に包んでくれた。

けれど、14日の当日に渡しそびれてしまった。

次の朝、学校で女の子達が噂話をしていた。

「隣のクラスの○○子がタケシ君と付き合うんだって、チョコを渡したらOKしてくれたらしいよ」

『○○子って誰だろう…』と思うより先に『どうして?』が頭の中でパンクしそうになった
僕は誰にも気付かれないように、その場所から逃げ出した。
そういえば昨日、約束があるからと嬉しそうにしていたタケシ君の顔を思い出して僕は納得した。

たったひとつの“居場所”を無くしていまった僕は、同時に声を失った。
誰に何を聞かれても答える意味がわからなて、声が出なかった。

タケシ君と最後に交わした言葉はなんだっただろう、思い出せないまま小学校を卒業した。



26年前、新聞配達中にラジオで聴いた曲を頼りにレコード屋で買ったLP盤
今はもうどこかに無くしてしまっけど、久しぶりにバッタリ出会った。

PCに繋いだイヤホンから囁く声は、時を越えて涙を誘った。

…ほんと、笑っちゃうよね。      中島みゆき「鳥になって」


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コメント

足下って…なんだ

足下って…なんだろう…?

鍵コメ2番目さんへ

鍵コメ2番目さん♪こんばんは(^3^)

うーん、まぁ当時『虐待』なんて言葉をテレビから聞くことは余りなかった時代ですが、間違いなく僕は“保護対象虐待児”でしたよ(^^)v
実際、幼なじみの家で保護?されていましたし(^o^;
でも、なんだろう子供って親が全てで、それが何であろうと愛じゃないですか…
だから、僕は離れている事が淋しかったですね♪
お父さんのひざの上で絵本を読んでもらっている子を横目で見ていて不思議な気持ちになったりもしましたが「よそはよそ、うちはうち」って思って妙に納得していましたよ(^o^;

ゲーテの言葉に「王様であろうと百姓であろうと、己の家庭で平和を見出だす者が一番幸福な人間である」ってあるけど、ホントそうだなぁ…って思います

『どこら辺にあるのかが、少し分かったような気もしました。』って・・・・・そう、ここら辺ですよ、ここら辺♪キャー(*^_^*)

アッキーさんへ

アッキーさん♪こんばんは

僕の日記で癒されたなんてチョット照れるけど嬉しいです。
アッキーさんは色んなところに行ってるんですね♪

そうそう、初めて僕がアッキーさんのところに行ったきっかけも、そのタケシ君に容姿が凄く似ていたからなんですよ(*^_^*)
外したベルトの端が大きなチ○コに見えて驚きましたが、ジーンズの腰の辺りの雰囲気が凄く似ているんです。

セクシーなアッキーさんのブログも皆さんの疲れた心を癒していると思いますよ(o^o^o)

鍵コメの一番目さんへ

鍵コメ一番目さん♪こんばんは(^^ゞ

はっきり言ってベストコメント賞モノです(^3^)/
思わず涙がポロリです。

僕は浮気を絶対しない主義なんだけど、彼なら博くんにお願いして一日だけ遊園地とかでデートしないなぁ…って思ったりします(^-^)
ホント“あの笑顔”が大好きだった。

話は変わりますが、鍵コメってドキドキしますね
本物のタケシ君からコメントついたら…なんちゃって(*^_^*)

じんさんへ

じんさん♪こんばんは

偶然って不思議ですよね、その数日前にはバイト先の店長さんにバッタリ会ったし再会みたいなシチュエーションが重なったり♪

今振り返って想うと『僕は何にすがりたかったのだろう?』ってホント笑っちゃいますよ(*^_^*)
多分、見えない何かに支配されている自分をどうにかしたくて誰かに頼りたかったんだろうなぁ(^^ゞ
懐かしくもありますが、一番僕が純情だった頃の思い出で、綺麗な宝物なのかも(*^□^*)

「追い風」ですかぁ…いや僕は、安住の地に留まることが出来ないジプシーですからね(^^)v

健太郎さんへ

健太郎さん♪こんばんは

ホントそうですよね“愛情”ってやつは(^-^)
僕は未だに愛情や友情と“執着”の境目が曖昧になったりします(^o^;
あの頃の想いは、残念ながら執着だったように思いますね(>_<)
でもねホント手放しで“大好きだ!”って言える大切な思い出なんですよ(^-^)

withさんへ

withさん♪こんばんは

そう中島みゆきさんの曲にたどり着いたきっかけをくれたのはwithさんの歌姫なんですよ(^-^)
僕の方が先に渡していたら…きっとタケシ君は困った様子を見せたでしょうね、そう考えると僕はどちらにしてもショックを受けたんだろうなぁ(^o^;

withさんのノンケさんも無邪気な男子くんだったのでしょうね♪ホントその気にさせる男には困りモノです(*^_^*)

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微笑ましくも哀しい幼き想い出の披露・・・ですね。
毎日、仕事に追われ(と、言っても立場上実務がそんなあるわけじゃないけど)、心が労れています。
9月に2週間ほどアメリカ出張があって、帰国したら、激務・ゲキム・げきむの一ヶ月が過ぎ、今度は九州出張があって・・・。
僕の出張は、半分遊びなので、アメリカでも九州でも仕事もそうだけど、たっぷり観光も出来、そういう意味では、ひとつの気分転換・癒しにもなる。
でも、それって雰囲気の問題であって、あんまりこころ洗われるような感動的なことってない。

このブログのこの想い出話は、こころ洗われた。
忘れてしまった、あるいは本当は忘れようと努めてきたことが、ふとした拍子に、現実に露見してしまった。
思い出さなきゃ良かった、再会しなけりゃ良かった、そう思うこともあるかも知れないけれど、でもやっぱり哀しくも辛いことでも、きっと美しい想い出に昇華しているんだよね。
だからこそ、そのことを書いた文章を読んで、癒される人間がいるんだ、きっと。

癒しを有り難う。

癒されました。

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こんにちは。

そんな偶然もあるんですねぇ。(^^)
タケシくんは当時言ったことなど覚えてないんでしょう。
輝文さんにとっても懐かしい思い出でしょうか?

輝文さんの人生はこれから「追い風」ですね!^^v

こんにちは。

甘酸っぱい切ない思い出ですね。


子どもの頃ってまだ恋愛感情とかがよく分からなくて、仲間意識からそういう罪作りな事を言ってしまったりしますよね。

俺は好きだったノンケとかはいないのでそういう思い出は無いので、羨ましい気もします。

その思い出は大事にしてください。

輝文さん、こんにちは。

とても切ない話ですね。
タケシ君は罪作りなノンケ?さんですね。本人には悪気はなかったんでしょうけど。

26年振りでもタケシ君だとよく分かりましたね。面影がかなり残っていたのか、輝文さんの心に残っていたものが大きかったのでしょうか。

1つだけ思った事があるんです。14日に輝文さんのほうが早くチョコを渡していたらどうなっていたのかなあって。時は戻せないし、考えても仕方がないことなのかもしれませんが。

私もね、中学生の時に好きだったノンケがいたんですけれど、その子も訳もなく手をつないできたり、スキンシップをしてきましたよ。成人式の後の飲み会で、座っている私のひざに脚をのせてきたりとか、何であんなにくっついてくるんでしょう(汗) 彼とはそれっきり会ってないんですけれど、結婚して子供をつれている姿は見たくないかもしれません。果たして彼は私のことを覚えているのかなあ。。。。鳥になります。

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輝文

Author:輝文
2004のイベントで結婚式を挙げたトキメキは、もうすっかり冷めてしまった今日この頃( -_-)
そうだ♪
レンジでチンしてみようかな(^^)b


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